看護師のボランティア活動について

看護師として働くといえば、病院や施設、訪問看護ステーションで訪問看護師として働くイメージが強いです。
しかし、看護師の資格を持っているからといって、全てが臨床の現場に携わっているわけではありません。
企業の医務室や、医療や看護の悩みに電話相談で応じる看護師の仕事、治験に携わる看護師など、デスクワーク中心の看護師の仕事もあります。

看護師を目指そうとする人たちがまず目指すのは、やはり現場でてきぱきと働く看護師。
実際、看護師としての資格を取得した後、殆どの看護師たちが現場仕事から始めています。
ある程度、現場で臨床経験をつんで、肉体的にも精神的にも余裕ができてくると、
「自分はこのままでいいのだろうか」、「自分がやりたかった看護の仕事はこれなのか」と悩むことが多くなってきます。
ちょうどその頃、職場でも中堅看護師として、昇進や昇給が検討される時期なのですが、その時期に離職する看護師が多いのです。

離職した看護師たちは、自分が求める看護師像に見合った職場を探すことになります。
看護師を求める側も、一度臨床経験のある看護師は、臨床経験がない看護師に比べると採用しやすいという利点があります。
看護師は「人の役に立ちたい」、「人の笑顔が見たい」という考えからなる人が多いです。
そのため、一度臨を離れた看護師たちの中には、看護ボランティアという選択をする人も多いです。

看護のボランティアといっても、いろんな活動場所があります。
災害時に、通常の看護師の補助や、家族で看護や介護を行なっている人たちの補助、
また、発展途上の国への看護の提供や看護師の指導や育成など、さまざまです。
看護のボランティア団体は、その活動内容によって色々あります。
興味がある人は一度ボランティア団体を探してみるといいでしょう。

世界でボランティア活動している看護師さんの多くに保健師がいます。
貧困な地域での幼児の発達状況を確認したり、指導したり、また現地の看護師にアドバスしたりと活動的です。
なにも無いところで、何ができるのだろう?と思いましたが
救済団体に必要なものを発注したり、救済が必要な地域を伝えたりと仕事は山済みだそうです。